LIXILリアルティのリノベーション LIREAL リリアル

リノベーション住宅ができるまでを大公開 施工日記

2011.06.24

気付き その2

   

テーマ:床のたわみ

 

 

現調したときに、「見て気付く」ことのほかに、「感じて気付く」ことがあります。

 

この写真は現調時にDKの床面(床仕上はフロアタイル)を撮ったものです。

 

2-2-1.JPG

 

部屋を歩きまわっているときに、ふと、床がたわむ感じがしたので、

床の踏み応えを確かめながら、小幅で往復してたわみのある箇所をさがしたところ、

LDに一歩踏み込んだあたりがたわむことがわかりました。

たわみの程度は微妙なものでしたが、踏めば判るので、

原因を調べてみることにしました。

 

 

床仕上材(フロアタイル)を剥いだ写真です。

下地合板の継ぎ目が見えます。

腐っていたり、はがれていたりという不具合は見あたりませんでしたが、

たわみを感じた場所を踏んでみると、やはり同じようにたわみます。

 

2-2-2.JPG

 

 

下地合板を剥がした写真です。

 

2-2-3.JPG

 

薄い合板の下にさらに合板が敷き込まれています。

この合板にも腐りやはがれはありませんでしたが、

継ぎ目に沿って踏んでみると、縦の継ぎ目で合板が沈み込みました。

 

 

さらに下の合板をはずしてみると・・・

 

2-2-4.JPG

 

いわゆる「浮床」という床組みでした。

振動を抑えるためのゴムパッキンが付いた脚で合板が支えられていて、

その脚の間隔はタテがおおよそ60センチでヨコが45センチでした。

タテは60センチでヨコよりも間隔が広いのですが、

他の箇所も同様で、特にこの箇所だけが広いわけではありませんでした。

試しに脚の間隔が60センチの他の継ぎ目部分を全て踏んでみましたが、

たわみは感じませんでした。

 

 

たわみ箇所の合板の断面を見ても、腐れやヒビ割れはありません。

 

2-2-5.JPG

 

結局、たわみ箇所には目に見える不具合がないことと、

普段の生活の中で最も人が通る箇所だと思われることから、

長年同じ箇所が踏まれ続けて合板に少しだけクセがついているのだと推測し、

この箇所(タテ継ぎ目)の真中に脚を追加して支えることにしました。

 

 

脚が追加されているのがわかりますでしょうか。

 

2-2-6.JPG

 

 

再び浮床用の合板を載せて下地合板を張り直し、

床を踏んでもたわみがなくなったことを確認しました。

 

 2-2-7.JPG

 

 

この後、新しい床仕上材(フロアタイル)を張ってキレイに仕上がりました。

 

2-2-8.JPG

 

以上。

 

 

 

 

 

 

 

 

2011.06.24

2011.06.23

気付き

   

テーマ:天井の出っ張り

 

 

現調は、改修内容を決め、工事費用を見積もるために、

どこがどの程度傷んでいるのか、再利用できるのか、

交換するべきかという目線で各部を見てまわります。

 

しかし、特にモンダイを感じない部分は、見ていても何も気付かないことがあります。

 

例えばこの写真です。

現調時に写したものですが、そのときは特に気付いたことはありませんでした。

 

2-1-1.JPG

 

 

で、ようやく「?」と気付いたのは着工してからでした。

その箇所は天井にある梁のような出っ張り部分です。

普通の梁であればこのように端部が出っ張って見えることはありません。

 

もちろん、このままで何も支障はないのですが、

気付いたからには正体をはっきりさせたい。

 

ということで、穴をあけてみました。 

 

 2-1-2.JPG

 

 

中を覗いた写真です。

軽量鉄骨と石膏ボードで四角い箱が組まれていて、

赤3本、青1本、白1本の配管がありました。

左側がキッチンの天井裏になります。 

 

2-1-3.JPG 

 

向うに見える穴は洋室の梁型(下写真 天井右側)につながっていて、

ベランダに給湯器が設置されています。

 

2-1-4.JPG   2-1-5.JPG

 

すなわち、配管は、青が給湯器に向かう給水管、白がガス管、

赤3本のうち1本が給湯器から戻ってくる給湯管で、

残り2本が浴室追い炊き用の配管ということになります。

梁のような出っ張り部分は配管経路として作られていたわけです。

 

この物件は天井高が高く開放感があるのですが、それゆえの出っ張りだったようです。

よって、当初の設計を尊重し、穴をあけた石膏ボードを新しいものに張り替えて、

クロスを貼って、元通りに戻しました。

 

2-1-6.JPG

 

 

以上。

2011.06.23